オリジナルTシャツの基本！オンスとは？

オンスはモノの質量をあらわす単位

オリジナルTシャツの販売サイトや制作方法の紹介サイトを見ると、「オンス」とよばれる言葉がよく登場します。
このオンスはヤード・ポンド法でのモノの質量をあらわす単位で、英語では「ounce」と書きます。
この単位はさまざまな場面で用いられていますが、単にオンスと呼ぶ場合は「常用オンス」を指すことが多く、オリジナルTシャツの質量をオンスで表現するときにも常用オンスが用いられます。

1常用オンスは1ヤード(91.44cm)四方における質量としてあらわされ、1常用ポンドの16分の1が1常用オンスとなります。
国際単位系における質量の基本単位であるグラムであらわすと、1ポンドは453.59237gと定義されており、ここから計算すると1オンスは28.349523125gとなります。
オリジナルTシャツの製作の現場では、四捨五入して約28.35gとして質量の計算を行っている所が少なくありません。

オンスを知れば気候や目的に合うオリジナルTシャツをつくれる

常用オンスは、オリジナルTシャツには関係ないように思われます。
しかし、この質量単位について知っておくと、気候や目的に合うオリジナルTシャツを手に入れやすくなります。
なぜそのようにいえるのかというと、オンスの値が大きいほどTシャツが厚手になるからです。

Tシャツにおいては、薄手の製品は質量が3～4オンス、厚手の製品は6～7オンスとなる傾向にあります。
薄手のものは夏の暑い時期に着るのに適しているほか、価格も安めなのでイベント用や販促用にTシャツをつくりたい場合にも向いています。
厚手のものは価格が少し高くなりますが、少し気温が低い所でも着用でき、耐久性や実用性も高くて長い間使うことができます。
薄手でも厚手でもない、4～6オンスの製品は季節を問わずに着られます。

ただし、生地の色によっては、4オンス以下の製品だとTシャツの中が透けてしまうことがあるので注意が必要です。
特に、白地のTシャツは透けやすいので、透け感が気になるよう場合は5オンス以上の少し厚めの生地にすると良いでしょう。

まとめ

オンスはヤード・ポンド法における質量の単位で、1オンスは1ヤード四方における生地の質量にあたります。
Tシャツにおいては、薄手の製品はおおむね4オンス以下、厚手に分類される製品はおおむね6オンス以上で、4～6オンスの製品は薄くも厚くもないため一年を通して着られます。
オリジナルTシャツをつくる場合にこの質量単位を知っておくと、目的や季節にあわせた製品を手に入れやすくなります。
ただし、生地の色によってはオンスの値が小さいと透けてしまう場合があるので注意しましょう。